水嶋ヒロの小説「KAGEROU」のやらせとゴーストライター疑惑。

水嶋ヒロさんは俳優としてだけでなく、小説家としてもその名が知られています。
その代表作がある意味有名な「KAGEROU(カゲロウ)」。
ただこれって色んな意味で「問題作」で、水嶋さんは完全に自分の名前を伏せたままで「齋藤智裕」って本名名義でポプラ小説対象に応募して、それで受賞しちゃったって作品なんですよね。
なんでも大賞受賞後に編集者が「齋藤智裕」に会いに行ったら、そこで初めてその人物が「水嶋ヒロ」だってわかったそうですから。
ポプラ小説大賞には1200以上の作品の応募があって、その中で大賞に選ばれたのが有名な水嶋さんだったってわけですから、その話題性も凄まじいものがあります。
KAGEROUはハエを叩くのにちょうどよい
ってここまでの話を聞くと「水嶋ヒロすげー!イケメンで高身長で英語もペラペラで文才まであるのか!」って思うんですが、これがそう単純な話でもないようで。
というのもこの「KAGEROU」って作品、やらせ疑惑だったりゴーストライター疑惑が出てたりもするんですよね。
しかも、この作品の発売当初からAmazonのレビューもひどいもので、今KAGEROUの評価を見てみたら、レビュー約800件のうち☆1つが42%。
☆1~2個のレビューをトータルすると全体の60%を超えます。
その内容も、
・文章から深みを感じられない
・大賞を受賞した作品とはとても思えない
・時間の無駄
と、ドストレートな低評価から、
「ハエを叩くのにちょうどよい内容と大きさです。
あと20ページほど破るとベストです。
簡単に破れるのも特徴です」
といった、高評価にもかかわらず内容が完全にお遊び系に走ってるレビューまで様々でした。
そもそも、水嶋さんは小学卒業までスイスで生活していたわけで、日本語能力も割と怪しいところがあるので、それでなんで1200作品以上が応募された中から大賞に選ばれるんだ……? って普通に疑問に思えます。
というわけで背景説明が長くなりましたが、実際やらせ疑惑ってどうなのってあたりを見てみたいと思います。
水嶋ヒロ「KAGEROU」やらせ・ゴーストライター疑惑
まず結論から。
まず水嶋さんのポプラ小説大賞の受賞自体がやらせなんじゃないかって話なんですが、これは調べたところ明確な証拠があるわけではありません。
ただ、出版社の事情や水嶋さん本人の知名度から考えて、状況証拠的に「やらせの可能性が高いんじゃないか」とも言われているようです。
内容をまとめると以下のような感じ。
1: ポプラ大賞はポプラ社の社員13人によって選考される
関係のない外部の人が応募作品から受賞作を選ぶわけじゃなく、ポプラ社っていう内部だけで好きなように受賞作を選んでしまえる環境にあったってことです。
実際、週刊ポストの記事によると、社内の発言力のある人物がやたらとKAGEROUを推したことで大賞に選出されたらしいですから。
「ほとんどの社員が『齋藤智』の正体を知らずに選考に関わったのは事実。しかし『KAGEROU』に対しては、世に出すクオリティに達していないという理由で否定的な意見が多かった。ところが、社内で発言力のある人物が強く後押ししたこともあって、大賞に選出されたのです」
引用:https://www.news-postseven.com/archives/20111212_75113.html
2:水嶋さんの日本語能力の怪しさ
水嶋さんは日本語より英語の方が得意だったこともあり、Twitterなどでも日本語の使い方が適切じゃないこともしばしばあります。
参考:
>水嶋ヒロは身長をサバ読んでる!?英語力についても調べてみた。
また以前に「平成教育委員会」に出演したときには、以下のような文豪ぶりを発揮しています。
平成教育委員会での文豪・水嶋ヒロ
●言葉の意味を考えるゲーム
・若くてつやつやと美しい様子
( )も( )
ヒロくんの答え:(ひ)も(じい)
正解:(水)も(したたる)○熟語を当てるクイズ
普通文字は大きい□、「っ」とか小さい文字は小さい□で表示されている。・女性を表現する言葉から特別な品という意味になった
□の大きさは「大小大大」
ヒロ君の答え:てっぽう
正解:別嬪(ぺっぴん)・りっぱな男子
□の大きさは「大大大小大大」
ヒロ君の答え:やるしかねぇ
正解:大丈夫(だいじょうぶ)●最後が数学の問題ですが、これも玉砕。
●最後に成績発表。
ヒロ君:1点(最下位)
というわけで、そもそも高い評価を受けるような文学作品を書ける日本語能力が足りないんじゃないか、という見方もできるわけです。
3:出版社にとって本のセールスに非常に都合がいい
これはいわゆる「大人の事情」的な感じで、普通に考えて、
「無名の一般人が書いた小説がポプラ小説大賞を受賞しました」
と本を売り出すのと、
「水嶋ヒロの処女作がポプラ小説大賞を受賞しました」
と売り出すのとでは、そのインパクトが全く違ってきます。
当然ながら出版社側もどうせ作るなら「売れる本」を作りたい。
一方の水嶋さんの立場から考えても、どうせなら今後執筆活動を行っていくなら、小説家として華々しいデビューを飾りたい。
そこでお互いの利害が一致し、
「大賞受賞後に編集者が『齋藤智裕』に会いに行ったら、そこで初めてその人物が『水嶋ヒロ』だと判明した」
という、まさにセールスにも打って付けのストーリーが作り上げられた……と。
まあ、本当はどうかはわかりませんが、状況的にこういう見方をするのも不可能ではないってことですね。
ゴーストライター……かどうかは微妙かも
ただ実際KAGEROUが本当にゴーストライターによって書かれた小説かどうかは微妙です。
そもそも小説の評価自体が極めて低いというのもアレですし、本当にゴーストライターが書いたんだったら、もっと文章的に評価される作品が生まれたんじゃないでしょうか?
もし水嶋さんがアイデアだけを出して、ゴーストライターがそのアイデアをもとに作品を構成していった……というのなら、なかなか「全く深みがない」といった評価はされにくいんじゃないかと。
なので私の個人的な考えでは、KAGEROUは水嶋さん本人が書いた作品で、日本語能力うんぬんに関してはポプラ社の社員さんがまさしく「右往左往」したのではないかと思っています。
実際どうかはわかりませんけどね!
といったところで。
もし逆の意味でKAGEROUに興味があれば、こちらから手にとってみるといいと思います。
結構内容も(重いテーマの割には)短くて、1~2時間程度でさっと読める感じらしいですよ。
おまけ:読み解こうと思っても読み解けない深遠なるKAGEROU
ちなみにkagerouの内容を深み読みした解説本「KAGEROUを読み解く」なんて販売されていますが、こちらはAmazonではびっくりするほど評価が低いです(笑)
レビューを見ていても、
・壮大な費用のかかったギャグ
・KAGEROUの話題性に便乗しようという意図が透けて見える
・KAGEROUに読み解くほどの中身はない
・人気に便乗しようとしただけの寄生虫みたいな本
など、「こんなに酷評して大丈夫化か?」ってレベルの感想ばかりが並んでいます。
KAGEROUを読んだことがある人ならある意味「楽しめる」本なのかもしれませんが、まあ、うん。
こういう自分の売り方もあるんだなって思うと同時に同時に、便乗するところを間違えると逆にイメージダウンに繋がるんだなって反面教師的な意味でも役立つと言えるかもしれません。

それでは!
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