張本智和の両親の国籍は?チョレイの意味と中国の反応についても。

今回は、卓球で大きな話題になっている張本智和(はりもと ともかず)さんについて。
何やら張本さんの両親の国籍だとか、雄叫びの代名詞である「チョレイ!」の意味が気になっている人が多いようですので、その辺りの情報も含めて詳しくお伝えします。
というわけで早速どうぞ。
プロフィール
よみがな:はりもと ともかず
ラテン語表記:HARIMOTO Tomokazu
愛称:怪物
生年月日:2003年6月27日(17歳)
国籍:日本
出身地:宮城県仙台市
居住地:東京都北区
張本さんは弱冠17歳にして、既に身長は170cmを超え、靴のサイズも27.5cmという恵まれた体を持っています。
必ずしも足の大きさが身長に関係あるわけではありませんが、現在の張本さんの年齢と身長を考えれば180cmを超える可能性も十分にありそうです。
張本さんは2017年にドイツで行われている世界選手権では史上最年少で代表入りし、男子シングルス2回戦では日本のエースでありリオ五輪銅メダリストである水谷隼を4-1で破る大金星を挙げているわけですが、当然ながら過去の戦績も半端ではありません。
2010年:全日本卓球選手権大会(バンビの部):優勝
2011年:全日本卓球選手権大会(バンビの部):優勝
2012年:全日本卓球選手権大会(カブの部):優勝
2013年:全日本卓球選手権大会(カブの部):優勝
東アジアホープス(団体):優勝、(シングルス):準優勝
2014年:全日本卓球選手権大会(ホープの部):優勝
全日本卓球選手権大会(カデットの部):優勝
香港ジュニア&カデットオープン(カデット団体):優勝
全国ホープス卓球大会(団体):優勝
東アジアホープス(シングルス):準優勝
2015年:全日本卓球選手権大会(ホープの部):優勝
2016年:全国ホープス選抜卓球大会(団体):準優勝
全国中学校卓球大会:優勝
ITTFワールドツアー・ジャパンオープン荻村杯(U-21):優勝
アジアジュニア卓球選手権(団体):優勝(カデットシングルス):準優勝
世界ジュニア卓球選手権(団体、シングルス):優勝(ダブルス):準優勝(龍崎東寅ペア)
優勝が多すぎて感覚が麻痺してきますが、とにかく全日本選手権では当たり前のように優勝しまくっています。
小学校時代には1年生から優勝し、その後6年生まで6連覇。
ご覧の通り「U-21」の大会でも何故か普通に優勝し、最年少優勝記録を更新しています。
2017年5月時点での男子U-15世界ランキングは1位……と、もはや同年代では国内では間違いなく敵無しの状態が続いています。普通に全国中学校卓球大会も3連覇するんじゃないでしょうか……。
世界ランキングが確認できるサイトはこちらなんですが、張本さんの写真は勢いからして違います。
男子のU-15は日本はかなり有望なようで、張本さんが目立ってますが10位以内に他に3人もいました。世界トップの4/10が日本人。
ちなみに張本さんは男子U-18の世界ランキングでも1位です。やべぇ。っていうか日本人上位に多いですね。
世界ランキングのU-21からは中国選手も入ってきます。ただし既に張本さんの姿が何故か上位に見えます。
もうこれ遠からずランキング1位まで上がってくるんじゃないでしょうか?
私が確認する以前は5位だったようですし。(個人的には村松さんにも頑張ってもらいたいです)
その実力は既に世界にも認められているようで、2015年10月のポーランドオープンで世界ランク1位の馬龍と対戦した時にはストレートで敗れたものの、
「自分が12歳の時には、彼のレベルに達していなかった」
と言わしめています。
張本智和の使用ラケット
ちなみに、張本智和さんの使用しているラケットについてはこちらで確認できます。
卓球の専門用語はさっぱり分かりませんが、見る人が見れば分かるはず。張本さんの成長につれて色々変わってくると思いますが、13歳時点での使用ラケットはこんな感じみたいです。
といった辺りで本題に入りましょう。
張本智和の両親の国籍は?
Wikipediaを見ると、張本さんは2014年に「帰化」して「張」姓から「張本」姓に変わったと書いてあります。
張本さんの両親は2人ともが「中国出身」であり、2人ともが卓球選手です。
父は男子ジュニア日本代表コーチの張本宇、母は1995年の天津市で行われた第43回世界卓球選手権の元代表選手の張凌。
名前の読み方は宇(ユ)、凌(リン)だそうです。
という事で、2人ともが卓球の世界では有力な選手だったという事です。というか母親の方は中国で世界卓球選手権で代表になれるぐらいですから、相当な実力者だという事が分かります。
両親は1998年に四川省から来日し、仙台でジュニアの選手の育成にあたってきました。
父親の張宇(現在では張本宇)さんは元世界王者だった「小山ちれ」さんの練習相手も務めていたそうです。
(小山ちれさんは1987年に世界選手権に優勝し、1988年には世界ランキング1位になってます。完全に名前は日本人ですが、1989年に日本人の小山英之さんと結婚し、1992年に日本に帰化されています)
詳しい事は分からないんですが、父親の名前が張本なのに対して母親の名前は張凌のままという事は、張本さんのお母さんの方は改名していないのか、それとも国籍は保留状態になっているのか。
張本さんの両親の写真はこちらになります。
張本さん一家は2016年には宮城野区萩野町に自宅を兼ねた「張本卓球場」も開設しています。
一般会員も募集しているそうで、張本さん夫妻は
「多くの人に卓球を楽しんでもらい、福原選手や智和に続く選手を育てたい」
と話しています。
それにしても、これだけ凄い両親の元で2歳から卓球をやっていれば、そりゃあ張本さんもとんでもない実力者に育ちますよね……。
張本智和の「チョレイ」の意味は?
張本さんの代名詞とも言える雄叫び「チョレイ」。
まず中国OPでの丹羽孝希さんとの対戦での模様をご覧いただきましょう。
で、一見すると両親が元々中国人なんだから中国語に関係あるんじゃない?って思ってしまいそうな雄叫び。
張本さん本人はこれについて、荻村杯ジャパン・オープンで史上最年少優勝を果たした時のインタビューで次のように答えています。
―点を取るたびに「チョレイ」と叫んでいるように聞こえる。
「自分でも何を言っているかわからないです」
「自分でも何を言っているかわからないです」……。
という事で、チョレイには特に何の意味も無く、
「福原愛ちゃんが言ってる『サー!』ってどういう意味ですか?」
と同じレベルの質問である事が判明しました。勝手に出てくる雄叫びなんだから、意味が分からないのも当然だったようです。
ただし張本さんの場合は両親が両親なので、自然と雄叫びとして出てくる言葉も中国語の影響を受けている可能性は十分にありそうですね。
ちなみに「チョレイ」の雄叫びにはイラッとくる人も多いらしく、Twitterではこんな声も。
卓球の話題で、張本選手が云々あったけど…話題にするならチョレイの意味まで解説して欲しかったわ。意味があるのかないのか…あと、両親(元?)中国人で代表だったりした人が、なぜ日本で?(帰化?)とか気になりすぎた
— 銀兎@ぽけもそもそ (@s_kudama) 2017年6月1日
やっぱり張本君はうるさい。ほんとうるさいイライラするレベル
水谷君を応援したくなる。
あの「チョレイ」っていういかにも中国っぽい意味のない掛け声がイラっとするんだろう。「よし!」とか「イッポン!」とか日本語で意味のある掛け声ならたぶん?ここまでイライラしないと思うんだけど。 https://t.co/kb1qXTl4Q9— 他1名 (@noraneko_star) 2017年6月1日
水谷隼選手は偉い。あんな至近距離で得点のたびに「チョレイ!」などというワケの分からん言葉を絶叫されたら、私ならラケットを置いてボコボコにする。
— 山田ドルゴルスレン (@skoolkiru) 2017年6月2日
卓球の張本くんって子、「チョレイ」は止めた方がいいと思うの…。「ヨシ!」とかじゃダメなの?
— always12345 (@always75596837) 2017年6月2日
サー!とかは音が少ないから思わず出た感もあるけど(本人の意識はどうであれ)、チョレイは音が多すぎるからより意図的というか、挑発っぽい感じに聞こえるって人がいるんだろうね。
— kulo (@biologicalblack) 2017年6月2日
「シャー!」ぐらいにシンプルに収めた方が良いのかもしれません。
張本智和に対する中国の反応
最後に少し。
張本さんは卓球自体は生まれてからずっと日本でしていたわけですが、2014年に帰化するまでは中国国籍だったわけです。
という事は、中国人側からすれば
「世界トップを狙える有望な卓球選手がある日突然日本人になってしまった」
って思うんじゃないでしょうか。
というわけで中国ではどんな風に報道されていたのか調べてみると、やはりニュースが報道された時にはネットユーザーから相当な不満の声が聞かれたらしく、こんな記事が書かれています。
記事は、日本メディアが「中国の牙城を破る希望の星」と智和選手を持ち上げたと伝える一方、東京五輪まで6年しかない状況では「たとえ天賦の才能があったとしても、16歳で世界の頂点に立つのは難しい」と評した。
記事を読んだ中国のネットユーザーからは「売国奴だ」などといった批判的な意見が相次いだ。なかには「子どもに罪はない」といった擁護的な意見も出たが、少数に留まっている状態だ。
引用元
また、2016年8月に捜狐体育から張本さんが東京オリンピックで金メダルを目指している事が報じられた時には、
「小山ちれは中国代表になろうとしたがかなわず日本に移ったが、張本くんは自ら希望して日本国籍取得して祖国のライバルとなった。我々からするとどこか落ち着かない」
「小山ちれは実力はあったが、上の言うことを聞かなかったために封殺されて、仕方なく日本に行ったんだ。私は彼女はよくやったと思う。役人と国内の狭隘な愛国者の横っ面をひっぱたいたんだ。彼女は実力で結果を手にした上、観客をリスペクトし、スポーツ道徳を守ったんだ」
「『元は中国人』という言い方はどうなんだ。韓国人が『曹操や西施、孫文は韓国人だ』と主張するのと同じ感じがする。日本で生まれて、日本国籍を取得したのだから、親が中国人でも関係ないだろう」
「いずれにしても、中国卓球にとって脅威であることに変わりはない」
引用元
といった様々な意見が出ています。いずれにしても中国の人からすれば、複雑な感情があったり無かったりって感じです。
というか、なんかさっき書いた小山ちれさんがまた出てきましたね。
まあ、いずれにしても張本さんは両親こそ元々中国人ですが、本人は日本生まれの日本育ちですから、細かい事は関係無く日本人として頑張ってもらいたいと私は思っています。
今後の活躍にも大いに期待したいですね。
それでは!
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